嘘つきは殺される

舌の根も乾かぬうちに

某有名な探偵アニメの劇場版について

 この記事のタイトルで何のことだか分かる人がいるのかどうかと、反対にこのタイトルのせいで作品を純粋に楽しみたい人が本記事を見ないかどうかの二重の不安を抱えている。

 某探偵アニメの話をしたいと思う。

 ほとんど誰しもが一度は通った道である、あの某国民的アニメのことだ。アニメが放送されたのは今から20年以上前のこと。これを書くにあたって調べてびっくりしたのだが、連載が始まったのもほぼ同時期、連載開始後すぐにアニメが放送されていたらしい。すごい恵まれた作品だ。

 もちろん私も例に漏れずハマった一人で、最初は小学生の時に放送しているアニメをきっかけにして漫画を読んだ。図書館やら児童館、友達の家にある漫画を借りて、初めからその時の最新刊まで読んだと思う。

 それから十数年経って、再びハマった。きっかけは、某アニメが毎年GWごろになるとやる「劇場版」だった。これも調べてびっくりしたのだが、あの劇場版がやっていたのが2016年とのことでもう4年も経っているらしい。まさしく、ハマっていた気持ちを「再燃」させ、記憶からもう遥か遠く離れていた原作を読み返して内容をおさらいし、当時はまだ登場していなかったキャラクターのことを勉強した。私がドはまりしたきっかけとなった劇場版某作は、ちょうどその私が読んでいたころにはいなかったか、もしくは登場して日が浅いために私は彼のことを記憶していなかった。

 唐突だが、私は腐女子である。

 もちろん、彼のことをそういう目で見た。私みたいなオタクがたくさんいたから完全に「腐女子が群がる作品」として認知されていたと思う。今も、シリーズ全体としてされているのかもしれない。まあでもそもそも腐女子はありとあらゆる作品に湧くので、作者がそういうことを意図していなかった場合、「腐女子が群がる作品」という世間の認識は完全に誤りなんだけれども。だってそうレッテルをつけてしまうならば、世に出ている作品のうち登場人物に男が2人以上いればすべて「腐女子が群がる作品」と言わなければいけないから。

 その、ドはまりした某アニメの劇場版の昨今の流れについて、少しだけ話したいと思う。これだけ作品名を伏せていた(特に意味を為さないものではあるが)ことから察して欲しいが、ここからは某劇場版の昨今の流れに批判的かつ懐疑的な話がただただ私の主観で続くので、普通に好きな人は読むのをやめたほうがいい。

 ドはまりしたあの劇場版については、劇場版を見るために何度も映画館に通ったし、円盤も買った。もちろんいつものトンデモアクションを実現するウルトラ身体能力(高速道路を逆走してタンカー一台爆発させてもなお一人も犠牲者が出ない世界の住人は体が鋼でできているに違いない)、びっくり発明(サーモグラフィで髪型を確認できるのはさすがにどうかと思った)、ご都合主義の設備(遊園地の医務室にCTスキャンはさすがにいくらなんでも過剰設備では?)、ちょっとだけお粗末な背景(歩いている人々の3Dモデルがカクカクしながら滑ったり)など、現実と違うとかリアリティに欠けるなんてところはキリがないのであくまでも「子供向け」の側面は強い作品ではあるけれども、そういうところも含めて評価しても面白いと思った。

 その後、一応ちゃんと最新作まで毎年劇場版はみている。一時期ほどの熱はなくなってしまったために、アニメも、漫画も読んではいないけれども。

 すでにジャンルを離れてしまった人間の戯言なので、不愉快だったら見なかったことにして欲しい。

 私は自分がはまった2016年の翌々年に、同一人物に焦点があてられた劇場版が作られたことが何となくもやっとしている。今回書きたかったのは、この話だ。

 先ほども言った通り、私は腐女子で、かつ2016年の劇場版にハマり、小学生以来作品を読み返して「ハマり直した」タイプである。つまり、2018年の劇場版の主人公のことはめちゃくちゃ好きだ。むしろ彼のために原作を読み返したし、アニメも何年かぶりにリアタイしたし、その一年前の劇場で彼の声で予告編が流れた時に絶対に観に行こうと思って、もちろん劇場まで足を運んだ。主題歌がかっこよかった。紅白で流れた時にテンションが上がったのを覚えている。

 それでも、2018年の作品で「彼」が主人公として劇場版が作られたことが何となく嫌だなと思う。

 2018年の劇場版は良かった。作品としては面白かった。例年に比べて明らかに作品の内容理解のための難易度が上がっていたことも、「見ごたえ」があった。探偵モノというよりもどちらかと言えば刑事モノ。当然だ、主人公の彼が警察なのだから。

 でもそれが、嫌だなと思ったポイントでもあった。

 警察に焦点を当てるのはいい。探偵は推理をして犯行の手口と犯人を明らかにすることはできるが、犯人を捕まえる専門技術を持っているのは警察なのだから。事件解決のためには探偵と警察は手を組まなければいけない。

 ただ、「見ごたえ」があった。あの時の、純粋な気持ちで作品を見ていた小学生のときの私ではない大人の私が見て「難しい」と感じた。警察内部の機関についての説明などが簡単に劇中でもあったが、多分あれはそもそも刑事ドラマなどで各機関の名前を知っていなければ分かりづらかったと思う。先述もした通り、このシリーズはあくまでも「子供向け」である。でないとしたら、さっきスルーした超人アクションも、もはや魔法の域の発明品も、ご都合主義で用意される設備たちも指摘しなければいけなくなる。

 難しくなった2018年の劇場版にも、そういった指摘をできる箇所はいくつでもあった。でもこの作品にそれをするのは野暮だ。時々地上波アニメ版に登場する拳銃の作画がお粗末だとか指摘されているときもあるが、再放送含めてとはいえ毎週放送されているあのアニメに対してどれぐらい作画に力を入れられるのかは察するところがある。だから、「リアリティがない」という話は的外れな指摘になる。「ご都合主義なことがこれぐらいのレベルでは起きる世界だ」って納得した人だけが見られる作品であって、あくまで「子供向け」の世界だからだ。

 でも、2018年のは、舞台は子供向けなのに内容が大人向け、そんなアンバランスな印象を受けた。もちろん、原作ではシリアスな回もあるし、連載当初のほうを見ると子供向けとは思えない残酷描写がたくさんある。それでも劇場版は、「子供向け」として作られている印象が強かった。でも、2018年は違うと思った。

 2018年は、大人向けに、「彼」を主人公として、物語の内容も複雑になったんだ。

 映画を見終わった時に、私はそう思った。そしてそれは、私がこの作品シリーズ、劇場版に求めていたものではないし、もっと大きな「大人の影」が見えたような気がして嫌な気持ちになった。

 「彼を主人公にしておけば、大人が沢山見に来て興行収入が上がる」という欲望を、そのまま叩きつけられたような気がしたのだ。

 劇場版は一年に一回しか作られない。だから、スポットが当たらないキャラも沢山いる。物語のキーとなるキャラクターたちが一つの話に全員出てくるのは無理な話で、だから劇場版はその年によって「誰にスポットが当たるか」が変わる。

 2016年の劇場版で彼が物語の中心になるキャラクターになったのも、今まではなかったから順当だったと思う。連載本誌を追っているわけではないので正確には把握していないのだが、劇場版が公開してから少し開いて、本誌でも彼の過去に触れる重要な話が連載された。そこから更に彼のキャラクターに深みが増して、ファンがついたというのがもちろんあるだろう。そういうタイミングを見計らって、「人気が出るように」劇場版を作ったんだと思う。

 でも2018年は、2016年でスポットが当たったばかりの彼がまた主人公に据えられた。なぜ? まだ全然焦点が当たっていないキャラがたくさんいるのに。2016年に「人気」になったからこそ、2018年の主人公に選ばれた、のだろう。それこそが理由だ。でも、「彼を出しておけば金を出すだろう」と思われていたような気がすることが、「彼のことは好きでも作品のことはそんなに興味ないんだろう」と思われていたような気がしてしまって嫌だった。

 そして内容が難しくなったと思ったのも、「子供向け」であるはずのコンテンツが利益のために元来ターゲットとしていた「子供」を置いてきぼりにしているような気がして嫌だった。

 劇場版は、お金が無いと見に行けない。子供たちの多くは親に連れてきてもらって劇場に足を運ぶだろう。だから、そもそもターゲットとして「大人」が入っているとしても、「子供」を置いてきぼりにするのはコンテンツの姿として違和感しかない。

 金儲けは大事なことだし、お金が儲からなければ翌年の映画を製作する費用もコンテンツを維持していく費用も出すことができない。でも、お金儲けをするにしても、ターゲットとして「子供」が外されて、「大人の、お金を出すオタク」にだけ向けられているようなコンテンツは作って欲しくない。私が好きになったのは、「子供向け」作品であるコンテンツだし、その中でのいろいろなドラマとかを「大人目線」で勝手に楽しんでいる立場でいたかった。

 彼をお金儲けの道具にするのは、商業としては大歓迎だ。グッズは儲かるだけ作ればいいし、彼のスピンオフ漫画も、薄くて高いガイド本もどんどんやればいいと思う。

 でも、「大人向けにシフトチェンジして子供のことは特に考えてないんだな」と、劇場で思いたくなかった。予告編を聞いた時から、「あれ、なんで1年前にやってたのにまた彼なんだろう。やっぱり儲かるからかな」と思ったし、「他のキャラの話はまた来年以降に回されたのか」と思ったし、劇場で実際に作品を見たら「えっ、これ子供は本当に理解して楽しめた…?」なんて、思いたくなかった。

 多分、私は次の劇場版も映画館で始まったら観に行くし、感想は「面白かった~!」と言うと思う。でも、次の中心的キャラクターは2016年の劇場版で先ほどから何度も登場する「彼」と一緒に中心キャラとなって見せ場を貰っていたキャラだ。2020年の劇場版はこのキャラを中心にすると知った時に、「あー、人気だから儲かると思ってるんだろうな」と思った。でも、私のその感想は割と的外れだ。彼を明確に中心に据えた劇場版からはもう10年以上経っており、2016年に出番があっても4年空いているからそろそろ新作に来てもおかしくない。

 ただ、今度こそは、2018年みたいに「私は大人だから面白かったけど、」と思うことなく劇場から出ることができたらいいなと思っている。

ミュージカル忍たま第9弾-感想(ネタバレ後半考察)

第9弾東京千秋楽、公演が無事終了してよかったです。おめでとうございます。
残すは愛知公演で、初演の第9弾を観られる機会はもう残り片手で数えられてしまうわけなので、そろそろネタバレ注意と書いたら感想を書いていいのではないかと思って書き始めました。

なので、こちらの記事にはネタバレを含みます。

※ネタバレを含みます。

 

↓以下クッションを兼ねたどうでもいい話。


前記事を書いた時にはちゃんと第8弾再演の感想を書くつもりだったんですけど、第8弾に関するいろいろな感想を見て回ってそのうちの一つがボロクソに叩くもので、心が折れてしまって書くのやめてました。前記事踏んで、本当に内容のないものだったので何か感想の類を期待していた方には申し訳ない。

ちなみに当ブログの前記事が、現在Google検索で「忍/術/学/園 学/園/祭 第/7/弾 D/V/D」に加えて何かしらの余計な一言を入れると結構な検索上位にあがってきてしまうのは申し訳ないです。

からしてみたら古のオタクなので、上記の検索除けの仕方で大丈夫なのかなと心配になっている……。この記事の内容には、「学/園/祭 第/七/弾」の内容は相変わらず一切含んでいません。悪しからず。

 

さて、長くなってきましたけど、私は第8弾再演好きなんですね。特に曲が。本当に、好きなんです。再演を見てからDVDを買って、なるべく買い集めたにんみゅのDVDを毎日どこかの弾のを必ず見ていたんですけど、第8弾は本当にオープニングの曲が始まるあの音を聞くだけで、こう細胞が沸き立つような感覚を覚えて本当に大好きでした。
こうやって書くと、過去形みたいですけど、本当に大好きです。他の曲も大好きです。
第1弾、第6、7、8弾は過去公演のDVDを買って見たんですけど、そのなかでも第8弾のドクタケの輪が一番名曲だと思ってる。
ちなみに、いまこうして第9弾の記事を書こうというところでもまた第8弾流してみてる。大好きで大好きで、サンシャイン劇場に急遽3日連続で行ったあの第8弾再演が手元にDVDとしてきたので見るしかないよね。まさかあれ以上に通うことになるとは当時は思ってなかったけれど。

さて、そろそろ長くなってきたので本題に。

 

↑ここまでクッション

 

閑話休題

もう一回言います。
第9弾のネタバレを含みます。
ネタバレをされたくない人は絶対にこの先を読まないでください。お願いします。

 

今回の第9弾は座長が兵助から雷蔵になり、第8弾では優柔不断、というよりむしろ心配性という感じで何もできないイメージを持ってしまった雷蔵がどう立ち回るのか、楽しみにむしろ心配にしていて。

というか明確に公式から座長ですって発表がある前のキービジュで、え、雷蔵なの? 来年? みたいな。新参だから、そこらへんの発表の仕方とか今までの定型とかが分からなくて普通に戸惑った……。

 

第9弾はキャラも多いし、忍術学園を舞台にしているのに水軍がでてドクササコも新キャラででてきてさらに当たり前だけど1年、5年、先生がいて、それから6年、ドクタケ、さらにドクタケ城城主までてんこ盛り。
普通にどんな話になるのか読めなくてめちゃくちゃドキドキしながら初日Gロに行きました。

特に気になっていたのが、5年生のポジション。何度も言いますが、前提として知っていてほしいのは第8弾再演めっちゃ好きだったんです。その贔屓目があってなお、5年生のそれぞれの扱いに納得いっていないところが結構あって、それが心配でした。

特に、兵助と雷蔵がね……。兵助は、豆腐以外にも優等生であることがあまりにも触れられていなかったし、雷蔵は今年は座長なのに去年のままだったら三郎がいないと何もできないっていう。それじゃあ主役なんてできないよって気持ちがあって。

 

もう、そういう心配していったから正直1公演目はドキドキしすぎて心配のほうが勝っていたんです。

 

結論から言いますと、

第9弾よかった! 最高!! 大好き!!!!!!!

チケットちゃんと取っておいてよかった!!!! 東京公演を見届けられてよかった!!!!!!!

 

本当に、よかったって気持ちでいっぱいです。
ありがとうにんみゅ。期待していてよかった。
お願いだから早く円盤、もしくはCDを出してくれ……。このままだと容易に第9弾ロスになる。

 

さっきの心配していたこと、全部心配が取り越し苦労に終わりました。
心配していたことをまとめると、
・キャラは多かったけどそれぞれ生きていた
・兵助は優秀だった
雷蔵は成長した
でも全部杞憂だった! 本当に、本当に良かった……。

 

っていうかさっきからネガティブなことしか書いていない気がするので、どんなところが面白かったのか~とかちゃんと書きますね。

 

忍たま、水軍、ドクタケ、ドクササコでちゃんとそれぞれの役割がはっきりしていて、それぞれの個性が生きていたなって思って。
ドクタケが占領した忍術学園を取り戻す、その時の役割分担で、先生と6年生が行方不明になったらんきりしんの3人を探す、その間に5年生はドクタケとドクササコを仲たがいさせて隙をつくる。っていうのがまず、ちゃんと三郎が変姿の術を使って「(ほとんど)誰にも変装できる」っていうところがあるからの役割分担なんですよ。
それに加えて水軍。どうするんだろうと思ったら、忍術学園の池の中やらあらゆるところをつないでいる穴を使って、連絡係を務めるっていうのもなるほど納得。まあ、土地勘がないはずだからどうやって目的地にたどり着いていたのかは謎だけど。

兵助、忍たま長屋内での張り紙に書いてあった言葉が「豆腐フェチ」で、また豆腐だけなのかなって思っていたら、武器紹介での言葉が最高に格好よかった。今回は雷蔵が主役だから目立った活躍があったわけではないけれど、優秀な久々知兵助が垣間見ることができて嬉しかったです。

それに最後の一件落着に至るまでの作戦を、ドクササコの状況について把握していた雷蔵が立てたっていうのが、主役、さすがだね、雷蔵……。三郎がいないと何もできない子じゃなくなってた。しかも自分で決意をして、それを選び取ったのが分かって本当によかった……。そういう格好いい雷蔵が好きだよ。

残りは思い出した順番にとにかく言っていこうかな。

6年生の2人がもう全部すごくて、ああやっぱり6年生ってすごいんだなぁってあほみたいな感想を抱きました。
いやだって、本当にすごくって。歌がうまい、ダンスも上手、で武器の扱いも完璧。
さらに、去年の6年い組の時とまた5年生とのかかわり方の違いも観られてとっても面白かったです。
第8弾の6年い組は5年生のことはあまりよく知らない、からこそそんなに信頼していないのが、一件を通じて信頼関係がちらっと見えるようになっていたって感じ。勝手な感想としては、あまり仲良くない感じが好きだった。優秀ない組らしい。
それに対して6年は組は、5年生と割と最初から関わろとしていて、だから目の前で実力があるだろうと思わせる行動を見せてくれたから5年生に対して、「忍術学園を取り戻すのを5年生に任せてはどうだろうか?」と言って評価する。それに、戦いの場面で伊作がことあるごとに「大丈夫?」って聞くのも、子供扱いしているのではなくて5年生を仲間として心配しているんだろうなって思って、作中でも何度も言われている優しい伊作を表しているセリフだったと思う。こういうところでキャラクターらしい言動があるのが、楽しいところなんだよなぁ。
あと個人的には6年生の女装が可愛すぎて、毎回身もだえていました……。特に留子さんが本当に私の理想の美人って感じで、留子さんを見ていると、女でいることをやめたくなる……。留三郎の女装はゲテモノになってしまう設定だけど、シュっとした美形だし本来の素材は明らかにいいんだから、絶対に綺麗になれるって思ってたよ。きっと補習とか重ねるうちにうまくなったのかな。仙蔵にコツを教えてもらったとか?

今回新しく登場した水軍2人。今回と言いながら、お披露目は学園祭だったから一応は初めましてではないんだけれど。でも単独で歌うことは今回初めてだったわけで。
間切の歌が上手……! 歌の時にドヤ顔気味なのは自分のことを間切様と呼んじゃう間切らしくて面白かったです。あと個人的には、網問がアニメでよくやっている解説をしていて「ミュでもやるんかい……!」ってところが好きだった。そうだよね、確かに網問は他の子に怒られながらちゃっかり解説してるよね。
今までにいた水軍が格好いいザ・海の男って感じだったのが、今回の2人はそれよりも年が若くてその対比も面白かったなぁと。兄貴たちへの憧れも強くて、戦いの時には水軍らしく闘争心むき出しなのに、ほかのシーンで可愛らしくまだ幼さを残しているところが最高でした。網問が名前を間違えられて不服そうなのとか、鯨の肉に夢中になってしまうところとか。

らんきりしんの3人、ちゃんと舞台の上にいたね……! しんべヱの不思議な才能(?)は今回もセンス抜群で、すご腕さんとのデュオは可愛い。というかミュージカルっぽい。あ、私いまミュージカルみてる……! ってすごい思った。ミュージカル独特の、謎に会話の途中から不思議に歌に入っていくあれ。
あときり丸役の子のゲスな笑い方のクオリティがすごくて、すごい。(語彙力)

あとはドす部下が可愛い。なんだかんだ言ってすご腕さんのこと、ちゃんと尊敬しているんだなぁっていうね。キャラもしっかりしていて、もっといろいろなドす部下が見たくなった。あと歌もうまい。第9弾、後述の竹高様の曲と、すご腕とドす部下のデュオのところはにんみゅじゃないよね?

竹高様は言わずもがなですよね。もう。最高に出オチな見た目しているのに、もうずっと面白い。ダンスのキレが凄まじいし、アニメの頭がちょっと悪そうな殿様と違って頭のキレもいい。いやあの殿様なら忍術学園はいつももっと苦戦させられてしまうのでは……?

なんというか、本当にすごい感動したんですけどなんと伝えればいいのか。
第8弾で、というか原作から「不破雷蔵あるところ、鉢屋三郎ありさ」っていう例のセリフ。あれのアンサーが聞けるとは思わなかったよね。
第8弾の「雷蔵の一番の武器は俺、そうだろう?」もなかなかに言っている意味が分からないセリフ(誉め言葉)だったけれども……。双忍の互いの位置関係がまた一歩変わったんだなぁと思って。

 

 

上の双忍についての超個人的な、長いしどうでもいい話をしたいと思うので書きますが、個人の想像が多分に入っています。
問題があったら下げます。


双忍の関係についての感想という名の考察としての妄言。

(ここからは原作、というかアニメを見ている限りでの私の考えなんですけど、三郎は雷蔵の顔を貸してもらっていることをいい意味で当たり前だと思っていないと思うんです。
というのは、なんかそういう話があったと思うんですけど、一応やっぱり借りているということを気にしているってことなのですが。だから多分、雷蔵が嫌だって拒絶したらやめなくちゃいけないって思ってるのではないかなと。雷蔵が三郎のことを認めている、という状況があるからこそ三郎が現在の雷蔵の姿でいられるわけです。そしてそのことを誰よりも意識しているのが三郎。つまり、雷蔵が三郎を受け入れている証明こそが今の三郎であると。(このことは私は第8弾を観たときからずっと友人方に言って回っていたんですけど。)でも、やっぱりそれは三郎にとっては雷蔵の側から一方的に解消できる関係だと思っていそうだなって。もうほとんど妄想ですが。
それでも、雷蔵が三郎に顔を貸すことを許してくれているから「不破雷蔵あるところ、鉢屋三郎ありさ」ってセリフが前回の第8弾で三郎の口から出ました(ミュ内だけでのセリフではありませんが)。そのうえで、今回「鉢屋三郎あるところ、不破雷蔵ありさ」ってセリフを雷蔵自身が口にするっていうことで、今まで「三郎の姿」という言ってしまえば三郎の一方的な行為によって表されていた雷蔵からの許しが、今回雷蔵から三郎と自分の関係に言及したということによって、雷蔵の方からの承認と許容を三郎は聞くことができたってことになるのではないかなと。
つまり今回の第9弾では、「不破雷蔵あるところ、鉢屋三郎ありさ」に対して「鉢屋三郎あるところ、不破雷蔵ありさ」という明確な答えが出たということだと思っています。
ミュ内での双忍としての関係性が、また少し変化したんじゃないですかね。
ちなみにセリフのあとの三郎の表情が本当に何とも言えなくて、胸がいっぱいになりました。三郎、よかったね!!)



 

まとめ

忍たまは知っているけれど、忍ミュには興味がないという人に向けても、今回の話は分かりやすいし明るくて前向きで楽しめるんじゃあないかなぁって思って、あわよくば友達に勧めて忍ミュ好きな人をもっと増やしたいなと思いました。
まだ初演も愛知公演が残っているので、楽しみにしたいと思います。
愛知公演での、第9弾再演についての発表待ってるよ!!!

忍たまを履修しきる前に忍ミュをみた

何を今さらって感じだけど。

感想は別に投げます。

本当に嘘偽りなくこれで人生変わったんじゃないかレベルで第8弾再演で忍ミュにはまって、周りから怖がられているのでその素晴らしさと感動を記憶しておきたいなって思ったメモがわり。なので過去ログより荒ぶってる。

 

どうして忍ミュを見たんだって話。

そもそも私は2.5次元があまり好きではなくて、というか違和感のようなものが半端なくて、見たいと思ったことがなかった。

いや嘘。あまりにも熱心に勧められるから、ペダステはむしろ原作を知らないのもあってちょっとみてみたくなったけど。

でもアニメとかと顔も声も当たり前だけれど違うし、原作が好きなら尚更見られないな、と思っていた。

というか実のところなんで忍ミュを見ようと思ったのか私にも分からないんだけど。件の、忍たま、キンプリ、純黒とそれぞれのジャンルに私を突き落とした友達(Bちゃん)から「6月から忍ミュ再演の抽選申し込みが明日からなんだけど、あつめも観ない?」って言われたのに対して、ラインの既読をつけてすぐ「行く!!! 行きたい!!!!!」って答えてた。何も考えてなさすぎる。多分もうBちゃんが言ってきたことは間違いがない、みたいな刷り込みがある。

 

ちなみにBちゃんは5年箱推し、久々知先輩が推し。相変わらず顔のいい人が好きって好みがよく分かるBちゃんの推し。私はアニメ既視聴分では4年の田村三木ヱ門がどうにも好きな予感がしてたけど、この段階では小さい頃に見た記憶と、劇場版、そして24期ぐらいしかみていない。

正直なところではタイトルが5年生だったんだけど「5年生って……学年カラーが濃い青の……双忍ちゃんがいるところ??」ぐらいの段階で忍ミュのチケットとった。

Bちゃんに刷り込まれてたお陰で豆腐美人がいたのは知ってたけど。でも、まだアニメで見かけたのは数度だったし……正直名前と豆腐が繋がっていて、顔が分からないみたいな。

 

そこでBちゃんが17日のソワレ、私が東京千秋楽の席を申し込んだ。まあ千秋楽はダメ元だったけど、「もし取れちゃったら初めての2.5次元舞台を2回みるんだ、やば……」って思ってた。

一時期映画館に通いつめていた人としては、同じ作品を複数回見ることに抵抗はなかったんだけど、若干苦手とか思ってたよな? って前の自分の思考に疑惑が……。

更に、春休みにバイト戦士していたなかで、5連勤できないからという理由で遊びに行くわけでもなしに予定が空いていた日にBちゃんから、「忍たまオンリーショップ行くんだけどくる?」って言われて場所も聞く前に「行く!!!」と即答していた。

我ながら思いきりがよすぎないか……??? まだ各委員会の委員長すら覚えていなかったのに……。

で、そこでBちゃんからの「買っちゃえば?」の言葉でトートバッグとポーチを買った。とても使ってる。絵柄が内側だから普段使いできるオタクに優しい仕様だった。

このショップ内にいるときにちょうど当落がでて、千秋楽はとれなかったので17日にいくことに。

そういえば、17日の観劇は私とBちゃんの他にもう一人一緒に行った子(Qちゃん)がいて、その子の方がすごい。Qちゃんは忍ミュに申し込んだときの忍たまの記憶はかなり幼い頃にみたもののみで、「らんきりしんちゃんと土井先生とはっぽうさいは分かる」みたいな状態だったから。

 

でまあそのあともなんやかんやで死ぬほど忙しくて、忍たまは放送分を追っかけているのみの状態だった。

忍たまカフェには行ったけど。コースター前半と後半で違うからって2回申し込んだけど。結果的にこの2回目行ったことにあとでめちゃくちゃ感謝することになるんだけど。

 

忍たまカフェ1回目のとき、ちょうど前日にキャストさんたちがきていたらしく、サインが残っていた。

そのときようやく4年生以降の上級生の名前と顔が一致したばかりの私はまだキャストさんのことまで予習できてなくて、なるほどこの人が久々知先輩やるんだ~みたいな感じで店内のポスターみてた。

 

長くなったけれど、その翌週に忍ミュを観に行った。どうでもいいけど午前にはキンプラを観に行って、そのせいで泣き疲れた状態だった。消耗した体力を補うためにおやつを食べながら、ほとんど何も知らないQちゃんの予習に付き合ってそしてサンシャイン劇場に行った。

一回バイトでサンシャイン劇場の入っている文化会館に行ったことがあったんだけど、そもそもそこに劇場があると知らなくて迷子になり、開場の16時には間に合う予定が16時過ぎに劇場に着く。その物販列の長さに驚く。この劇場、規模がよく分かってないんだけどこんなに人はいるの? と思いながら、給料日前で手持ちがほとんどなかった私はパンフのみを買って、席についた。

この席がすごかった。チケットを当てたBちゃんがすごい。前から4列目、3連の一番端は通路席。そこはBちゃんに譲ったので、私は通路から2人目の席。え? Bちゃんから聞いた話ではハイタッチとかあるんでしょ? 通路……?? あとステージ近くね???

 

ここからあとは感想に投げます。

結論から言えば、この後それぞれのアナザーストーリー最後の公演の日、3日間連続でチケットとってなかったので当券で入ったし、東京千秋楽はニコ生で、大阪のライビュのチケットをとり、過去の忍ミュのDVD集めに必死になってる。そして毎日忍ミュみてる……

あ、学園祭発表おめでとうございました!!

23日に公式サイト更新されて、抽選受け付け開始になること信じてる。

同人誌だしてみた

同人誌を出したのでその話。

 

ジャンルはここでは書きませんが、

とある作品のBL二次創作全年齢向け。

 

印刷所について書いてなにか問題があったら記事を下げます。

 

印刷所はポプルスさん。

少部数の小説、カバーつきなら最安では? ってぐらいに安い。

本当にいろいろお世話になって仕上がりも良くて、助かりました。

本文108pで新書カバーつき50部。

余部は必ずついてくるのかまだ一回しか頼んでないので分からないけど、50部しか刷ってないのに8部ついてきました。

冊数からわかる通りドピコではじめてのオフだったので、余部がギリギリ捌けたぐらいしかでなかった……(笑)

 

スパコミに申込みしてたんですけど、何も分かってなくてのんびりしてたらどこもスパコミ合わせの印刷締め切ってて、死ぬほど焦ったらポプルスさんだけは対応してくださって……本当に助かりました。

会場直接搬入もできるし、クレカ決済もできる。注文のためには無料の登録をしてマイページをつくる必要があるんですけど、そこからのアップロードで入稿が可能なのも、何よりワード入稿ができたのも初心者にはありがたかったです。

そもそも予約の段階で100ページで頼んでいたのが、書いているうちに延びてしまって注文で108ページになりますって言ったときにも受け取っていただけました。

ギリギリの状況下で、割増ありとは言え締め切り延ばしてくださったのにも本当にありがたさしかなかったです……。

電話でお問い合わせを営業時間内にすることがわたしの都合で難しかったんですけど、マイページの掲示板で即日対応してくださって、ノンブルの振り忘れをやらかしたんですが、お問い合わせをしたらその日中に再入稿で差し替えが可能との返信があり、再入稿させていただきました。

 

ワード入稿でうつくし明朝体を使ったんですけど、デザイン崩れなども私がチェックできた限りではありませんでした。

デザインといえば、裏表紙のカバーの真ん中にデザインがくるようにしたかったのが多分私のデータだと若干ずれていたのが、ちゃんと真ん中に合わせてカバーをかけていただけてました。これがずれてたらカッコ悪いどころじゃあなかったのでこの仕上がりには印刷所に感謝でした。

あとカバーpp加工が通常料金に入っているのも魅力。マット加工もできるらしい(注意点があるようなので要確認)ので、今度使うときにはやってみたいなと思いました。pp加工はこれでもかってぐらいにツヤツヤしてました。

 

さすがに日程がギリギリ過ぎたので印刷前のチェックはできませんでしたが……。 

あと大型イベント前はそんなものだとは思いますが、納期から逆算した締切日が通常に比べて早かったかな? とは思いました。

でもポプルスさんの評判を調べると、締め切りが遅めって話なので大型イベントだからかな~ってところですかね。

 

他の印刷所をつかったことはないので比較はできないのですが、感想をまとめると、

・優しい

・マイページでの対応がはやい

・カバーつきの新書が安い(pp加工つき)

とても満足したので、カバーつきは次回もポプルスさんにたのみたいです。

 

 

腐女子なので忍たまに手を出した

タイトルの通り。

友達から勧められて忍たまの劇場版『忍術学園 全員出動!の段』をうっかり見てしまったのがダメだった。

というかこの友達、私にキンプリを見るように言ってきたのも、コナン劇場版『純黒の悪夢』を勧めてきたのもこの人。さらに言えば銀魂にハマる原因になったのもこの人。

 

あー、知ってた、好き。って見た瞬間思った。

安定したアニメの作画の綺麗さ、子供向けの体で本当は深い話だったり、よっぽど筋が通っていたり、綿密な時代考証、子供向けだからこそかわいくポップな絵柄、豪華な声優……

どれをとっても好きとしか思えない。好き。

そもそも自分が忍たまの正しい対象年齢に該当した歳にはがっつり忍たまが大好きだった。毎日おじゃる丸とセットで楽しみにしていたし、家がNHK大好きだったからずいぶん長いこと見ていた記憶がある。

願わくば、お母さんにはそのままDVDを購入しておいてほしかったぐらい。

あの頃はは組の生徒たちと一緒に土井先生に憧れていた記憶がまざまざとよみがえって、しんどい、心が苦しい。土井先生がめちゃくちゃイケメン。土井先生がめちゃめちゃイケメン。

らんきりしんだったらきり丸が好きだったなぁとか、そんな子供心にかえりつつ見ていたのに、作画のせいで心が乱れた。

立花仙蔵先輩美しすぎやしませんか?

髪の毛の一本一本が立花先輩が動くのに合わせて美しく揺らいで、目が離せなくて! 超さらさら、シャンプーの宣伝に出てくる女優も真っ青な髪質。そして儚げ美人系かと思いきや、ちゃんとツッコみをくれる逞しさ。

は組と同じ目線でアニメを追いかけていた子供時代に対して、今は目線が違うから、なんで昔はこんなことにも気が付かなかったのだろうと思っても意味がないのだけど……!

上級生がやばいってわかる。昔はは組と一緒にいる人たちってイメージしかなかったのに。

ごめん、正直名前とか憶えてなかった。

嘘だろ自分ってあの頃の自分を揺さぶりたい。上級生のことをよく覚えておいたほうがいい。いつかその知識が役に立つから、って教えたい。

そして劇場版は、ね。

保健委員のー! 伊作せんぱーい!!!!

聖母か。

すぐに支部検索かけた。伊作先輩。かわいい。かわいい……。

は~何がしんどいって母性の塊。こっちは優しさに飢えているんだ。優しすぎる保健委員長さんの優しさが本当に痛い。

 

そしてすぐにアニメの予約をした。

家族に白い目で見られようとも、忍たまを欠かさず見る。

そういえば、土日になんで忍たま放送されないのーって不満に思ってたことを思い出した。あれから10年以上たったけど、お姉さんになったはずの今の私も同じことを思っているよ。なんで土日は放送されないんだろう。

アニメのほうは劇場版みたいな長い話ではないし、続き物でもせいぜい3話なのでようやくアニメ一本分程度なんだけど。めっちゃ面白くない? いや、知ってたよ? でも改めて言うけど超面白いよね。

アニメ見始めたら、なんで今まで兵庫水軍のかっこよさを忘れていたんだろうとか、土井先生はやっぱりめちゃめちゃにイケメンだなとか、田村三木ヱ門の声はこんなにかわいかったかとか。忘れていた思い出がぽろぽろする。

来るべき25期に向けて全力で忍たまを見なければ。

 

ところで、忍たまってどうやったら全部見られるんだろう。

近所のGEOにも片道30分かかってしまうツタヤにも16期から22期しか置いてなかった。

1期は? 1期からじゃなくてももいいから16期よりも前は?

みなさんどうやってあの膨大なストーリーを消化したのだろう。

一気に見られる方法があったらとても教えていただきたい。

プリティーリズム・レインボーライブ

キンプリ好きの女オタクがプリリズをみたよって話。

プリリズはアツかった……プリリズはいいぞ。

 

これは、「キンプリはみたけどプリリズは未視聴」とか「キンプリもみたことはないけどキンプリ、プリリズに興味がある」人に向けて、プリリズの途中までの超個人的な感想をキンプリ既視聴の目線から書いたものになる。

プリリズがどんなにアツいものなのか、少しでも知ってもらえたらいいなと思う。

 

プリリズといっても、私が見たのはまだプリティーリズムレインボーライブの23話まで。一晩に見られたのがここまでだったから半端な話数になってしまった……。

まずプリリズと私が指しているのはプリティーリズムレインボーライブのこと。あの、キンプリにでてくるオーバーザレインボーが結成するまでの時間軸の話だ。

あくまでオバレは話の主軸ではないけれど。

キンプリありきでプリリズについて紹介すると、聖さんがバーで飲んでいるときにちらっとでてきた広告や雑誌の女の子たちや、シンくんのプリズムショーの中ででてきたプリズムショーをしている女の子たち、彼女たちが話の主役だ。まあ、キンプリの方がスピンオフだからこの言い方はおかしいけれど。

キンプリ応援上映の中でも中盤あたりからは「なるちゃーん!!」「わかなちゃーん!!」「ジュネさまーー!!」って声がかなりはっきりと聞き取れていた。

多分こう言われてピンときている人はプリリズについて結構なところまで知っていると思う。

 

少なくとも私は、キンプリからプリリズの存在は知って、これまでの間、面白そうだなとずっと思っていた。

じゃあなんで今までで見なかったのかって言ったら、はまりそうだったからだ。

私は美少女が大好きだし、子供向けのアニメも好きだ。だから、今までで女児向けアニメは避けてきた。手を出さないようにしてきた。確実に沼だから。

で、そんな私がプリリズをみたのは、キンプリ円盤が手元に来たのに我慢するなんてできなくて、結局キンプリをもう一回、しかも応援上映の音声でみてしまって、完全にプリズムの煌めきを過剰に摂取してしまったからだ。

やっぱりオバレ結成の話をみたいなぁ……オバレの結成の話をみらなら、最初っからプリリズをみればいいじゃない……

全51話? 軽い軽い。

 

前置きが長くなってしまったけど、そうして私はプリリズをみた。

ここまで読んでもし、「ちょっと分かる」とか「めっちゃ分かる」とか思った人は絶対にプリリズを見た方がいい。

美少女が好きで、子供向けアニメに抵抗がなくて、キンプリが好きで、むしろ応援上映に通いつめていた人。いたらむしろなぜプリリズを見ていない。

子供向けアニメに抵抗がないってところは、最後のキンプリが好き、を満たしていれば無視していい。

 

プリリズはパラダイスだった。

 

本当に、かわいい。

そして、かわいいだけじゃない。

キンプリの回想シーンは割とシリアスな感じに作られていたが、あれ、本編まんまだった。

え、これ女児向けに放送してたって嘘でしょ? 深夜枠でも十分に食いつくって、私みたいなやつが……。

むしろ回想シーンのヒロ様はかなりマイルドな編集がされている。アイドルとは思えない顔をしていらっしゃる……

 

プリリズのあらすじ。

まだ23話までしか見ていないので本当に冒頭の大まかな流れだけ。あとは本編をみて欲しい。

主人公の綾瀬なるはプリズムストーンというお店の面接を受けて中学生店長となる。

プリズムストーンは、ファッション、メイク、カフェをやっているお店で、プリズムショーも行っている。カフェのスイーツ担当に福原あん、メイク担当に涼野いとをひっぱりこみ、オーナーが引き取ったという謎の少女りんねと共にお店がスタートする。

お客さんを増やすべく、イベントを企画したりと活動していくなるたち。りんねの披露したプリズムショーに名門のエーデルローズの実力No.1のべるが興味をもつ。

べる、そしてべるのチームのわかな、おとはの3人との関わりやその中でのプリズムショーを通して、なるたち、そしてべるたちも変わっていく。

という流れ。

 

プリリズはあらすじはこんな感じでかなり王道の展開で、分かりやすい。

でも予想を大きく裏切られた。

王道の、特にこういったのでよく見るのは恐らく、主人公やその仲間にちょっとだけ他とは違う力が与えられて、それを使って敵と戦う。でも、プリリズで主人公たちが戦うのは敵ではない。

べる様もわかなちゃんも分かりやすい敵みたいにでてくるけど、話が進むと違うことが分かる。理不尽なことはしないし、彼女たちには理由がある。彼女たちは高みを目指していて、そこに悪役らしい厭らしさはない。

だから、べる、わかな、おとはの3人の位置付けは敵ではなくてライバルなのだ。

それぞれがプリズムショーに臨む気持ちが丁寧に描かれている。なるちゃんはプリズムショーは苦手だったがペアともと呼ばれる小動物ラブリンの登場でプリズムショーを成功させてからは、コウジの歌にプリズムの煌めきを見出だす。

特に22-23話のわかなの話は、彼女がプリズムショーを始めたきっかけ、そして1度やめてしまったところをべるに再びプリズムショーの楽しさを教えられ、プリズムの煌めきを取り戻したわかなはべると一緒に歩むことにするというもの。

深い……。そしてリアルで、プリズムの煌めきがこちらにも伝わってくる。

プリズムショーという現実世界にないものを題材にしているのに、真摯な彼女たちの姿勢には分かりやすく感動できる。これ本当に女児向け? 大きなお友達に向けたものじゃあないの?

23話までしか見られていないので、今のところはこんな感じだった。早く次が見たい。

全51話でしっかりと描いているのもいい。ワンクール12話だったらもっと浅い話になってしまったのではないだろうか。

 

そしてもちろんキンプリオタクとして推したいのは、あの3人がかなりでてくるところ。23話までしか見ていないのに正直ここまででてくるとは思わなかった。

カヅキ先輩かっこいい……

キンプリのときから知っていたけど。これは惚れる。

他の方のレビューでもみたことがあるが、コウジの天才作曲家ぶりもその凄さがよく分かる。

最初にも言ったがヒロ様は本当にあれをアニメとして流していいのだろうかという顔……。すごい……。

彼らの関係もプリリズをみるとまた違ったものに見えてくるし、キンプリのラストの感動もひとしおだ。

 

法月仁はまだでてきていないが、エーデルローズがなぜああなってしまったのか明らかになるのは、プリリズなのかキンプリなのか……。

とにかく続きが楽しみで仕方がない。

 

プリリズはいいぞ。

キンプリが好きでプリリズをみないなんて勿体ない。少なくとも私はもっと早く見るべきだったと後悔している。

オバレがでてくるプリリズの話だけをまとめた円盤もでていることだし、オバレ結成の話がみたければそっちを見るのもいいかもしれない。

でも、なるちゃんもあんちゃんもいとちゃんも、べる様、わかなちゃんにおとはちゃんも、みんなとってもかわいいし、全力でプリズムショーに取り組む姿は、一度プリズムの煌めきに魅了された者なら、みて損したと思うことはないだろう。

キンプリの続編公開前にぜひ、一度プリリズをみて欲しい。

 

プリリズは、いいぞ。

キングオブプリズム

キンプリの円盤をやっと買った。

 

映画館での上映時間は75分に設定されていたが、これは予告も含めての時間で、あとはプリズムスタァ総選挙のメッセージもあったので、本編だけなら約60分。

え? 1時間でキンプリをキメられるの?

よく行っていたキンプリ上映館まで片道1時間ちょっとかかる身としては、めちゃくちゃ驚いた。

続編はぜひ近所のイオンシネマでもやってください……。

でもあの上映館はエリートが多くて素晴らしかったからきっとまた通うけれど。

 

で、久しぶりに見たキンプリは相変わらずジャブかった。

世界が煌めいて見えるし、プリズムの輝きを目一杯浴びられて、ありがとうキンプリ。ありがとうエイベックスピクチャーズ、ありがとうタカラトミーアーツシンソフィア。ありがとう監督。そしてキンプリを応援して続編決定にしてくださったキンプリエリートならびにファンの方もありがとう……。

やっぱりあの煌めきは他では補完できないし、続編決定の時は泣いて喜んだ。

キンプリのあのプリズムの煌めきをまた、映画館で浴びられるなんて。

キンブレ振ってまた彼らを応援したい。

\国立屋ーー!!/ \ 待ってました!/

 

キンプリは応援上映までやって、作品を楽しみきれたかなと思う。

最初は恥ずかしかったが、今では逆に声を出さないでみることが難しい。

家でやると家族と近所に迷惑がかかるからやれないのがつらい……。この間見たときも口パクでやってたけど、ちゃんと声を出したい。

 

声を出すことが楽しいし、あのプリズムショーを応援することで一体になれる感じがすごい。自分すら煌めいているように感じる。

あと曲がめちゃくちゃかっこいい。

EZ DO DANCEのリミックスの音がもう、かっかよすぎてどうにかなりそうだし、アレクの声がエロい。エロい。

こうやって書いている間もまた次キンプリをいつ見られるだろうと思ってるぐらい。久々に煌めきを浴びた後遺症が残ってる。

レポートが終わったら、必ずみる……。

 

キンブレも応援上映のために買ったことだし、眠らせて置かないで使いたい。

カラオケで応援上映をして、友達もキンプリの世界に引きずり込みたい。年内にはやりたいけどさすがに厳しいかな……。

 

ぜひ続編が出る前にキンプリのジャブさを味わって欲しい。

そして続編の時には観に行って欲しい、映画館でみるのはまたきっと全然違って、とっても楽しいから。

 

キンプリはいいぞ。